お棚拝見


西尾康介さん
 
経歴
社)日本おもと協会近畿支部副会長
関西おもと実生研究会会長
 
おもと歴
昭和35年デパートで交配種の実親と名鑑を購入したのがきっかけとなり剣舞・新生殿・地球宝・お多福・四海波等が入門の第一歩です。
 
主な栽培おもとと、その数
名鑑品種と実親を主とし培養しています。
名鑑品約250鉢
実親1,200鉢
毎年5月になると、交配のため忙しく楽しい日々を過ごしています。

栽培の秘訣
植え込み材料は、朝明を主体としています。その中に、桑炭 焼き赤玉 ゼオライトを少々混合して植えています。 多硬質の材質を混入する理由は、可能な限り鉢の中に液体(水)を残さない状態にするためです。私の家では今も井戸水を使用していますが、赤錆が出る・・・俗に言う赤かなけ・・・の水のため、くん炭で水をろ過して使用しています。
植え替えは年に2回、春は3月―4月にそして秋は9月―10月に全ての鉢を植え替えます。
発酵菌であるEM菌を使用し発酵させたものを元肥料として200-400倍に薄めて使用しています。期間は、4.5.6月が主で1週間に4回.秋には肥料は未使用です。理由としては、井戸水には微量要素を含んでいると思われるからです。
実親は素焼きの大鉢に植えての管理ですので、潅水は不定期です。名鑑品はやや小さ目のものを使用して作をかけています。春の成長期には朝夕2回の潅水を必ず心がけ、夏の猛暑の最中には日中の暑さで鉢の中の水が暑くなり、根えの悪影響がある。との思いから、夜間10時を過ぎてからの潅水にしています。秋になると、植え替え後のものには1日2回11月の末まで行います。冬になると潅水の間隔も広くなりますが基本的には渇けば潅水をします。害虫消毒にはスミチオン・オルトラン(水溶液)を使用し、カイガラ虫にはカルホスを各々1.000倍に薄めて散布しています。濃度はその時の温度によっても多少ことなりますが、必ず心がけているのは、夕日が落ちた後に散布するということです。
春、3・4・5月には6回。夏1回、秋には9.10.11月に6回行いますが、冬には散布しません。また、殺菌剤としてはラリ-(赤星病.黒点病、ウドンコ病)などを、点着剤と殺虫剤の3種類を混合して散布しています。
自身で交配をして育てたおもとが認められ、おもと協会で登録をすることが出来たことは私にとって喜びであり、また大変名誉なことです。(愁思)
おもと協会の全国大会への出品、それも私が作出したおもとを参考品として華やかなスポットライトを浴びることを夢見ています。名鑑ものとしては、羅紗小型種に興味をもっています。品種としては、楼蘭 寿冠 などが作ってみたい品種ですが、千代田班、小型羅紗(楼蘭型)や千代田羅紗獅子など、後世に残る最高のおもとを作り出すことも私にとって大きな夢です。

▲名鑑品のお棚 ▲実親棚
▲白豪 ▲西尾実生 鹿島×H
▲羅紗獅子 ▲樂斎
▲天竺 ▲今熊獅子(仮称)
▲43V晃12