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■鈴虫剣
鈴虫の雌の輪卵管のような形をしているので、この名がついた。甲竜の途中から急に剣になったもので、長楽殿、紫雲殿、粋玉殿、扶桑、長生殿、旭鶴、牡丹獅子、天照宝などがはいる。

■雀(群雀)
葉先がこぶ状になり、雀の嘴のようになるので、この名がついた。秋に入ってから出た葉に良く現し、低温に関係がある。春になって新しく伸びる。葉には雀はついていない場合が多い。

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■竜
甲竜、竜葉ともいい、だいたい葉の中央に沿って着物の縫い上げのように盛り上がった突起物をいう。竜は殆ど波を打つ。「竜がある」と言う場合は、いろいろある竜の種類をひっくるめた総称に使う。

■一本竜
竜が一本あるもので基本タイプの一つである。実親には純粋な一本竜のものが多い。

■二本竜
竜が二本あるもので、基本タイプの一つである。二面甲竜のような実親には純粋な二本竜がある。二面竜ともいう。

■橋立竜
一本竜は葉先まで竜があるのに、この竜は葉の途中迄しかない。一本竜のひとつ。

■夫婦竜
二本竜は葉先まで竜があるが、この竜は二本の竜が葉の途中迄しかない。二本竜のひとつ。

■浮島竜
一本竜が葉の中央に島のように浮かんでいるもの。二本竜の場合も良くある。株元から竜が出ていない竜である。

■跳ね竜
半甲竜(はんこうりゅう)、跳返竜(はねかえりりゅう)とも言う。一本、二本の竜の先端が葉身から切り離れているもの。ある場合には株元の方へ跳ね返るものもあるのでその名がある。

■玉竜
大車、大宝系の実生品種に多く現れる。縞甲竜系では月光が良い例で、雅糸竜に多く出る。雅糸竜の組織の一部が肉魂の突起物になったもの。

■雅糸竜
一本竜、二本竜の上面が分化して、細かい筋になったもの。縞甲竜、羅紗系に多い。総雅糸竜は単に総雅糸といい、葉全面が雅糸竜で覆われたものをいう。顰(しかみ)と違う点は葉裏にシワが寄らない事である。







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■受け葉
巻き葉のように葉縁が巻き込まないで、葉縁が上に立ち。杓子のように中央がへこんでいる。熨斗芸の一つである。完全の熨斗芸になりきらないもの。

■熨斗葉
基本タイプの一つである。熨斗を折ったような葉形なのでこの名がある。折葉(おりは)または、折込葉(おりこみは)ともいい、この種の芸を熨斗芸という。竹切葉(たけきりは)・二重熨斗(ふたえのし)など分化したものがある。遺伝的に折りのしと言う実親の影響を受けた品種に多く出る。

■筒葉
巻き葉(まきは)とも言うが、獅子葉に使われて混同しやすいので筒葉といわれてきた葉縁が内側に巻き込む、日月星、長寿楽は良い例である。図2参照。

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■裏竜
図1に示すように、葉の背面(葉裏)に現れる竜を言う。基本タイプの一つであり、この種の芸を裏芸とも言う。逆鉾や裏琴糸は裏竜の分化した物で、長寿楽、錦慶賀、日月星、白帝竜などがはいる。

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■両面竜
葉の腹面、背面の両側に竜があるものを言う。

■顰
熊の面の一つに顰(しかみ)という面がある。「しかむ」という言葉から来たもので、ちぢんでシワがよる意味で、葉が葉脈に沿って縦にシワがよるものを言う。

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■波葉
大波葉とも呼ばれている。葉縁が大きな波が押し寄せた様に大きくうねるのをいう。原種の葉形も幾分波を打つが、それよりはるかに曲線が豊富である。

■小波葉
ビリとも呼ばれている。葉縁に限らず、竜にも良く現れる小刻みなウエーブで、「ビリを打つ」、「小波を打つ」などと使われている。

■直葉
葉縁が直線で全然波を打たないものを言う。天光冠、愛国殿、褥、甲明型縞甲などは良い例である。

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